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今回は、使わなくなった iPhone を、なんとか有効活用してみよう、というお話。iPhone を使い続けているひとなら、手元に使わなくなった iPhone が、ひとつやふたつはあることと思う。

今回は、使わなくなった iPhone 4S にカーナビアプリを入れて、カーナビ専用機として使ってみた。っていうか、使い続けてもうすぐ 2年になる。

iPhone 4S をカーナビ専用機として使う
iPhone 4S をカーナビ専用機として使う
iOS アプリ「NAVIelite」を使用

1. iOS アプリ NAVIelite

「 NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス」は、「アイシン・エィ・ダブリュ株式会社(本社:愛知県安城市)」が配信する iOS アプリ。同社は、オートマチックトランスミッションの製造専門メーカーとして老舗であるらしい。それに、カーナビシステムを「第2の柱」と位置づけして、開発・供給している。

NAVIelite ナビ画面
NAVIelite
ナビ画面
NAVIelite 目的地画面
NAVIelite
目的地画面
NAVIelite 設定画面
NAVIelite
設定画面

「 NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス」には、弟分といえる「 NAVIelite mini カーナビ」という iOS アプリもある。こちらは「 NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス」からいくつかの機能を削って、シンプルにしたもので、価格も安く設定されている。

「 NAVIelite 」と「 NAVIelite mini 」の機能差

NAVIelite サポートページより引用

NAVIelite は交通情報表示機能、渋滞考慮探索機能、VICS 交通情報音声案内機能と全国詳細地図のダウンロード(市街図地図表示機能、交差点名称音声案内機能)が可能です。
NAVIelite mini は上記の機能がありません。(上記機能を追加でご購入することもできません)。

NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス
NAVIelite mini カーナビ

価格は購入時点で、「 NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス」が 3,800円、 「 NAVIelite mini カーナビ」が 2,800円。本記事の執筆時点では、価格体系に変更があったようだけれど、年間にかかる費用は変わらない。

2. NAVIelite の機能と、選んだ理由

実際に使ってみて、機能に不満はない。あるとすれば、画面の大きさくらいだ。今や主流とは言えなくなってしまった 4″ クラスに比べてみても、さすがに 3.5″ では小さく感じてしまう。

それでも、機能だけみれば、カーナビ専用機にも劣らない、と思う。ただし、GPS の精度は…、まあ、カーナビ専用機とまではいかないようだ。しかし、いくつかのスマートフォン(Android 端末)と比較してみたけれど、iPhone の GPS はかなり優秀なほうだと思う。

「 NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス」を選んだ理由は、いくつかある。

理由その1: UI デザインがトヨタ車標準搭載カーナビに似ていること

「 NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス」の UI デザインは、トヨタ車に搭載されているカーナビによく似ている。操作感も同様で、あれこれ迷うこともない。私用でときどきゼロクラウンに乗ることもあるけれど、カーナビは、画面のサイズ(と縦横比)が異なるくらいで、同じ感覚で操作できる。

理由その2: オフライン地図を搭載していること

iOS アプリのカーナビには、道路地図をオフラインで持つものと、オンラインでその都度必要な地図をダウンロードするものとがある。最近では、この両方のメリットを兼ねそなえた「ハイブリッド型」もあるようだ。

オフライン型のメリットは、電波の届かない山の中などでも、カーナビの機能が使えることだ。それに、SIM がなくても、つまり、通信環境がなくても(アクティベーションさえしていれば)カーナビとして動作すること。これは、大きなメリットだと思う。

デメリットも、たしかにある。オフライン型では、道路地図の更新があるたびに、数 GB のデータをダウンロードしなければならない。もちろん、WiFi 環境下である必要があるし、iPhone の貴重な数 GB を、地図データで専有してしまう。

理由その3: ヨコ画面であること

意外だったのが、カーナビアプリには、タテ画面のものが多いこと。おそらく、カーナビ機能と、電車やバスの乗り換え機能(徒歩での道案内)の両方を持っているからだと思う。

自転車や徒歩でのナビを考えると、持ちやすいタテ画面がよいかもしれないけれど、カーナビ専用と割りきってしまえば、慣れているヨコ画面のほうが使いやすい。

「 NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス」は、ヨコ置き専用だ。タテ画面にはならない。カーナビ機能だけに特化しているためだろう。

2. まとめ

「 NAVIelite 」では、メモリ地点をサーバにバックアップできる(下図)。iPhone を新しく買ったときや初期状態に戻したときなど、アプリをインストールしたあとに、メモリ地点をサーバからダウンロードすれば、以前と同じメモリ地点を利用できる。ただし、画面の色や表示や案内の詳細な設定などは、残念ながら再度設定しなければならない。

NAVIelite 環境設定画面
NAVIelite
環境設定画面

カーナビアプリを使うと、道路地図の更新費用(と、その手間)を考えれば、カーナビ専用機を使うより安く気軽に運用できると思う。 1年間にかかる費用は iOS アプリ費用(と、 VICS を使うなら通信費)だけ。年に数回ある地図更新も、 NAVIelite の場合はもちろん無料だ。

「 NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス」と「 NAVIelite mini カーナビ」の機能の違いは、田舎に住んでいるとあまり意識できない。都会に住んでいる(または通勤している)ひとは、「 NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス」のほうがいいかもしれない。

iPhone をカーナビにするときに必要なもの

  • 使わなくなった iPhone 本体
  • カーナビアプリ
  • スマートフォンスタンド
  • USB ケーブル(充電用)
  • USB カーチャージャー(給電用・できれば 2ポート以上)

と、ここまで書いてきて、iPhone はドライブレコーダとしても使えるのではないか、なんて思えてきた。iOS アプリを探してみようと思う。

ところで、iPhone は、なるべく日光にさらされないように設置すること。天気がよい日だと、すぐに「高温注意!!」と表示されて、カーナビどころか、電話もメールもできなくなってしまう。できれば、フロントウィンドウの上辺り(サンバイザーにつけるとか)に置きたいところだけれど、配線がめんどうそうだ。

最後に…、カーナビアプリ選びの参考になれば幸いです、とっても…。