動画ファイルのサイズを小さくしたい。よくあることだと思う。たとえば、以下のようなときだ。
- 動画を、メールで(相手の環境にあわせて)送信するとき
- 動画を、共有オンライン・ストレージにアップロードするとき
- 低スペック PC で、ストレスなく動画を再生したいとき
- YouTube や Facebook 用に動画サイズを最適化したいとき
- iPod や iPad で持ち出す動画を、少しでも増やしたいとき
今回は、 Windows OS に付属している「 Windows ムービーメーカー」を使う.。
/* 2017 年 2 月 25 日 追記 Windows 10 には「 Windows ムービーメーカー」が標準搭載されていないので、 Windows 10 環境下で動画ファイルのサイズを縮小する記事を書きました。参考にしてください ↓ 『 動画ファイルを縮小する : HandBrake + Windows 10 編 (あるいは HandBrake 日本語版の使いかた) 』 追記 ここまで */
1. 動画ファイルのサイズを小さくする
1-1. Windows ムービーメーカーを起動する
- 「スタート」ボタンをクリックする
- 「すべてのプログラム」をクリックする
- 「 Windows ムービーメーカー」をクリックする(下図)
Windows ムービーメーカーを起動する
1-2. 動画ファイルを選択する
- 「ビデオおよび写真の追加」ボタンをクリックする(下図)
「ビデオおよび写真の追加」ボタンをクリック - サイズを変換する動画ファイルを選択する
1-3. 動画ファイルのサイズを小さくする
- 「ムービーの保存」ボタン右下の小さな逆三角(▼)をクリックする(下図)
「ムービーの保存」ボタン右下の小さな逆三角(▼)をクリック - プルダウンメニューから目的のサイズや形式を選択する(下図)
プルダウンメニューから目的のサイズや形式を選択 - 「ムービーの保存」ダイアログボックスで、保存先のフォルダと保存するファイル名を指定して、「保存」ボタンをクリックする(下図)
- 動画ファイルの変換と保存が始まる(下図)
動画ファイルの変換 動画ファイルの保存 - 変換と保存には、かなりの時間がかかる
- 変換と保存が終われば、「ビデオ ファイル ~ が完成しました」とメッセージが表示される(下図)
作業終了メッセージ - 「閉じる」ボタンをクリックする
ここでは、フレームサイズを「 1280 × 720 」にすることが目的なので、「 Android フォン(中)」を選択した。ここは目的に応じて、最適なものを選択してほしい。
2. 変換前後の動画ファイルの比較
変換の前と後での、動画ファイルのプロパティを確認してみた。「サイズ」「フレーム幅」「フレーム高」が変わっていることがわかる。
3. まとめとオマケ
- ここでは、低スペック ノート PC ( FRONTIER FRNU310 )で、動画をストレスなく再生するために、フレームサイズを小さくした。さずがにここまで旧いミニノートだと、フル HD ( 1920 × 1080 )の動画を再生するのはキビシイようだ。
- 一般に動画ファイルは大きいので、変換と保存にはかなりの時間がかかる。 PC の能力にもよるけれど、90 分以上の長さの動画ファイルなら、 1 時間以上かかかるかも
- 「 Windows ムービーメーカー」では、出力する動画ファイルのプロパティを(規定の設定のほかに)任意に設定できる。たとえば、「音声なしの動画」や「フレームレートが 23.98 の動画」など、自由に設定できる(下図)
カスタム設定 - 今回使用した「 Windows ムービーメーカー」のバージョンは2012 ( Build 16.4.3528.0331 )
オマケ
- 動画ファイルを変換する Web サービスもある。興味があるかたはこちらから → 「 Video Converter online 」
- フレームレートの設定はもちろん、「ファイル形式の変換」や、「おおよその出力ファイルサイズの指定」ができる
- もちろんオンラインなので、アップロード・ダウンロードに時間がかかってしまう。それでも、急いでいないときや PC に負荷をかけたくないときなどに使うとよいかもしれない
この手のアドバイスは本当に助かります。ありがとうございました。
コメントありがとうございます。お役に立てたなら幸いです。
分かり易くて、とっても助かりました!!!!
ありがとうございました。