グローバル(海外)版 SIM フリー端末を購入するときには、頭に入れておかなくてはならないことがいくつかある。具体的には以下のような事柄だ。

F5321 は Xperia X Compact (以降 XXC )のグローバル版の名称。 F5321 は FOMA プラスエリアに対応しているらしいし、チャーリーはおサイフケータイは使わないし、ワンセグにいたっては興味すらない。 POBox は魅力的だけれど、 SwiftKey キーボードでも QWERTY 配列が使えるので気にしない。

ということで買ってしまった F5321 だけれど、ひとつだけ、とても重要なことを見落としていた。

1. 伝言メモ(簡易留守電)がない

 F5321 には「伝言メモ( *1 )」機能がない。下図は XXC と F5321 の「設定」画面。見てわかるとおり、 F5321 には「通話設定」の項目そのものがない orz 。

XXC 設定画面
F5321 設定画面

これに気がついたときは、頭の中が真っ白になってしまった。立ち直るまで、数十分はかかったと思う。個人的に「伝言メモ(または留守電機能)」はぜひとも必要なのだ。 F5321 の購入前には、いろんなレビュー記事や紹介記事を数多く読んで、それなりに時間をかけてリサーチをしたつもりなのだけれど、「伝言メモ」機能は見落としていた orz。

考えてみれば、「伝言メモ」機能はスマートフォン以前、携帯電話の時代からある。日本独自の機能なのかもしれない。

チャーリーが契約している DMM Mobile には「スマート留守電」というオプションもあるけれど、月額 290 円がかかる。やっと格安 SIM に乗り換えたのに、これ以上の出費は抑えたい。

2. グローバル版のデメリット

グローバル版のデメリットについて、カンタンに触れておく。

2-1. おサイフケータイ機能がない

これは、まあ、考えるまでもなくあたりまえのことだ。「おサイフケータイ」は国内向けサービスだから。見出し 1. で示した「設定」画面でも、 F5321 の「機器接続」項目には「おサイフケータイ」の表記がないのがわかる。

2-2. FOMA プラスエリアに対応していない

コレ、重要です。チャーリーのように地方に住んでいると、 FOMA プラスエリアの恩恵はとっても大きいのです。グローバル版でも、最近は FOMA プラスエリアに対応している機種が増えたらしい。 F5321 もそのひとつ。

2-3. ワンセグ(フルセグ)機能がない

これも国内のテレビの話なので、なくて当然。それにチャーリーが住む地方では受信エリアが狭いので、あまり使う機会がない。自然災害などで避難しているときなんかには役に立つ情報源になるかも、などど想像するくらいだ。

2-4. POBox がインストールされていない

 F5321 には、POBox がインストールされているモデルもあるらしい(香港版とか)。チャーリーの F5321 はイギリス版なのだけれど、 POBox はインストールされていなかった。

 POBox は、 SONY Xperia シリーズなどにプリインストールされている文字入力アシストアプリ。日本語入力が快適で、これがあるから Xperia シリーズを使い続けているユーザもいらっしゃるとか。個人的には Google 日本語入力より使いやすい、と思う。

2-5. サポートが受けられない

これもあたりまえのことだけれど、グローバル版端末ではキャリアのサポートは受けられない。おそらくだけれど、国内メーカーのサポートも受けられないと思う。人にもよるのだろうけれど、これが一番大きな問題かもしれない。

3. まとめ

3-1. それでもグローバル版を使う理由

フツーに使うならデメリットが多いグローバル版端末をなぜ使うのか。人それぞれに理由はあるだろうけれど、チャーリーの場合、主な理由は以下のみっつだ。

  • アンインストールできない(無効にもできない)ドコモのプリインストールアプリが多すぎる。節 1. の設定画面からわかるように、 F5321 の設定画面には「ドコモのサービスクラウド」項目がない。つまり、「 d アカウント設定」や「ドコモアプリ管理」「遠隔初期化」など、ドコモ関連の設定ができない。言い換えれば、ドコモ関連の設定をしなくてもよいというわけだ
  • せっかく格安 SIM に乗り換えたのに、スマートフォンに「 docomo 」のロゴがあるのが、なんとなくイヤだ
  • 格安 SIM なので、キャリア(移動体通信事業者)の割引・値引などのサービスが受けられない。端末は自分で用意しなければならないけれど、グローバル端末のほうが国内版より価格がちょっと安いことが多い

3-2. まとめ

  • 世の中広いもので、 F5321 POBox をインストールしている方もいらっしゃる。でも、初心者向きではないのでおススメしない
  • 留守電については、 IP 電話サービスの留守番電話機能を利用する方法がある。カンタンにいえば、着信があれば IP 電話サービスに転送して、 IP 電話サービス側の留守番電話で録音するという方法。格安 SIM だけでなく、 iPhone でも有効だ。細かな設定手順は別記事にて(予定。待ちきれない方はこちらの記事が参考になると思う)
  • 「おサイフケータイ」や「ワンセグ(フルセグ)」が必要なら、国内版を使おう

*1 「伝言メモ」は、端末のストレージに 60 秒ほどの「伝言」を録音できる簡易留守電機能。端末に組み込まれた機能なので(キャリアに関係なく)無料で使えるし、設定もカンタンだ。

 

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