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報告書を書くときに、写真を何枚も貼り付けることがある。こんなとき、体裁を整えるためにも、写真の大きさは統一したい。でも、何枚もの写真の大きさを、いちいち調整するのはイヤになる。報告書に添える写真が多いときは、とくにめんどうだ。

今回は、MS Office Word を使って、複数の写真をキレイにラクに並べるメモ。下図は、できあがり見本。

できあがり見本(PDF) 8枚の写真を同じサイズで並べてみた
できあがり見本(PDF)
8枚の写真を同じサイズで並べてみた

今回使用したWord のバージョンは、MS Office Word 2007 。

1. 概要: テーブル(表)を使う

操作の概要を大雑把に説明すると、今回の作業ではテーブル(表)を使う。

MS Office Word のテーブル(表)は、「列の幅を固定する」ことができる。この機能を利用して、先に「けい線なしのテーブル(表)」を作り、写真をセルにドラッグ&ドロップで追加してゆく。

「けい線なしのテーブル(表)」で、「列の幅を固定する」を有効にしておけば、ドロップされた写真は、自動的に、大きさが、列幅に合わせて調整される、というしくみを利用するわけだ。

2. 詳細1: テーブル(表)を作り、列幅を固定する

  1. テーブル(表・ここでは2列×8行)を作成する(下図)

    テーブル(表)を作成する
    テーブル(表)を作成する
  2. テーブル(表)のけい線をなし(枠なし)にする(下図)

    テーブル(表)を「けい線なし」にする
    テーブル(表)を「けい線なし」にする
  3. テーブル(表)の大きさ(幅)を調整し、「列の幅を揃える」で、各列の幅を同じにする
  4. テーブル(表)全体を選択状態にして、コンテクストメニューから、「自動調整」→「列の幅を固定する」をクリックする(下図)

    「列の幅を固定する」を選択する
    「列の幅を固定する」を選択する
  5. 必要に応じて、「表のプロパティ」で、表の「配置」や「文字列の折り返し」を設定しておく(下図)

    「表のプロパティ」を設定しておく
    「表のプロパティ」を設定しておく

3. 詳細2: テーブル(表)に、写真をドロップする

  1. 配置するセルをクリックして、選択しておく
  2. 写真をセルに、ドラッグ&ドロップする(下図)
    配置する写真
    配置する写真

    写真をセルにドラッグ&ドロップする
    写真をセルにドラッグ&ドロップする
  3. すべての写真を配置するまで、手順2. を繰り返す
  4. 各写真のキャプションを入力する

4. まとめ

ポートレート(縦)の写真が混ざっていると、個別に調整しなければならない。

ランドスケープ(横)の写真だけなら、この方法が比較的簡単だと思う。

写真を目的のセルに素早く配置するコツは、先に、ドロップ先のセルをクリックして選択しておくことだ。そのあとで写真をドラッグ&ドロップすれば、きちんと目的のセルに収まってくれる。

配置する写真は、あらかじめ選んで、ひとつのフォルダにまとめておくと、操作がラクになる。このとき、写真はリサイズして、大きさをそろえておくと、操作も早くなるし、ファイル容量も少なくなる。写真のリサイズについては、本ブログの記事【写真を縮小(リサイズ)してくれるWebツール:画像を縮小する!】で紹介しているので、参考にしてほしい。

あたりまえだけれど、行の高さは、写真の高さに自動的に調整される。

MS Office Word 2013 でも、同様の動作を確認した。