今さらだけど、 iPhone や iPad に、いつの間にかアプリが自動的に(勝手に)インストールされているという経験はないだろうか。 iPad に新しくインストールしたアプリが iPhone にもいつのまにかインストールされていて、いちいち削除しなければならないってのも面倒な話だ。
これは、複数の Apple 社製携帯端末を同じ Apple ID で使っていることが原因だ。解決するのはカンタンだ。 iOS の「自動ダウンロード」という機能をオフにするだけ(初期設定でオン)。
1. 自動ダウンロード機能をオフにする
1-1. iPhone の場合
- 「設定」アプリをタップして起動する
- 「 iTunes & App Store 」をタップする(下図)
- 「自動ダウンロード」欄の「 App 」をオフにする(下図)
1-2. iPad mini の場合
同様の操作で、「自動ダウンロード」欄の「 App 」をオフにする(下図)。
1-3. 「ミュージック」と「アップデート」について
上図では「ミュージック」と「アップデート」もオフにしている。これで iTunes で購入した音楽などが自動ダウンロードされなくなるし、各種アプリの自動アップデートもされなくなる。貴重なバッテリーの消耗を(僅かだけれど)避けることにもなる。
各種アプリの自動アップデートはされなくても、アプリの更新通知はくるので、 Wi-Fi 環境下にあるときなど、都合の良いときにアップデートすればよい。
2. まとめ
2-1. 自動ダウンロード機能とオフにしたほうが良い場合
自動ダウンロード機能は、複数の Apple 社製携帯端末( iPhone / iPad / iPod touch )を持っていて、これらを同じ Apple ID で iTunes や App Store を使っている場合に機能する。便利な機能ではあるのだけれど、以下に示すような場合にはオフにしておくほうが良いと思う。
- 使用目的が異なる場合
- iPhone はメイン端末として、 iPad は個人的な趣味などに使用しているとき
- iPhone はメイン端末として、 iPod touch は音楽視聴に使用しているとき
- iPhone を 2 台以上持っていて、営業用(会社用)と個人用に使い分けているとき
- 職場や家族で共有している場合
- 1 台または複数の iPad を職場の複数人で共有していて、そのうちのひとりの個人用 Apple ID で使用しているとき
- 家族内で、複数の iPhone を自分の Apple ID だけで使用しているとき
自動ダウンロード機能は、職場や組織などで複数の iPad を常に同様の環境に保っておきたいときなどに便利だと思う。すべての iPad をひとつの Apple ID で使用していることが前提条件となるけれど…。
2-2. まとめ
- iPhone や iPad で、使いかたが異なる場合は自動ダウンロード機能はオフにしたほうがよいと思う。
- オフにしておくと、(少しだけど)バッテリーの負担を減らすことになる
- iOS のバージョンやアプリのインストール状況によっては、自動ダウンロードの項目に「ブック(またはブックとオーディオブック)」があることもある。
- 2 台の iPhone を、 1 台はメイン端末として、もう 1 台は予備端末として持ち歩いている場合は、自動ダウンロード機能はオンにしておくと便利かも…
- とにかく、自分の使いかたに適した設定にしておこう