ブラウザに、ある日突然、広告が出るようになったなら、それはたぶん「アドウェア」だ。ギラギラしていたり、カクカク動いたり、「エラーがあります」とか「クラッシュします」とか、ジャマなだけ。たとえば、こんなヤツ(下図)。
今回は、ジャマなだけのアドウェアを、キレイに安全に取り除いてくれるツール、AdwCleanerの使いかたを紹介。もちろんフリーソフトだ。
目 次
1. AdwCleanerをダウンロード・インストールする
- AdwCleanerをダウンロードする
- 以下のURLをクリックすると、自動的にダウンロードされる。
https://toolslib.net/downloads/finish/1/get/tdJt/ - または、以下の手順でダウンロードする
- 「ToolsLib」にアクセスする
- 「Downloads」タブをクリックする
- 「Choose a category」リストから「Security」を選択する
- 「Security」リストから「Anti adware」を選択する
- 「AdwCleaner」を選択する
- ダウンロードページ(下図)が開くので、「Download Now / AdwCleaner」ボタンをクリックする
AdwCleanerは、常に更新されている。毎回、上記手順でダウンロードしたほうがよいと思う。
また、AdwCleanerは、プログラム実行形式で配布されている。インストールの必要はない(スタートメニューやショートカットを作らない)。ダウンロードしたファイルを実行するだけでよい。
2. AdwCleanerの使いかた
- 作業中のファイルは、すべて保存しておく
- AdwCleanerを起動する(下図)
- 「スキャン」ボタンをクリックする
- 「除去」ボタンをクリックする
- 「AdwCleaner プログラムの停止中」ダイアログ(下図)が表示されるので、必要なデータはすべて保存してあることを確認して、「OK」ボタンをクリックする
- 「AdwCleaner 情報」ダイアログ(下図)が表示されるので、「OK」ボタンをクリックする
- もう一度、「AdwCleaner プログラムの停止中」ダイアログが表示された場合は、「OK」ボタンをクリックする
- PCが強制的に再起動される
- 再起動後に、レポート(下図)が表示される
3. AdwCleanerのまとめと注意点
AdwCleanerも、万能ではない。除去できないアドウェアもある。
AdwCleanerは、実行時に、レジストリを編集することがある。念のため、事前に復元ポイントを作っておくか、レジストリを何らかの方法でバックアップしておきたい。
AdwCleanerは、実行時に、PCを再起動する。もちろん、再起動前には警告してくれるので、未保存のデータなどを保存する猶予はある。でも、AdwCleanerの実行前に、必要なデータは保存し、プログラムは閉じておくのがよいと思う。
AdwCleanerが対応しているブラウザは、「Internet Explorer」「FireFox」そして「Google Chrome」の、主要ブラウザみっつ。残念ながら、あたしが愛用している「Opera」や「Iron(Google Chrome 派生ブラウザ)」には対応していないようだ。これらのマイナーなブラウザたちに寄生するタイプのアドウェアは、場合によっては手動で除去しなければならない。
4. オマケのまとめ
アドウェアとマルウェア
精確にいえば「アドウェア」は、原則として無償で広告を表示するプログラム(ソフトウェア)のこと。ただし、いくら「無償」とはいっても、精神的に動揺を誘うような内容であったり、激しく動いたり点滅したりで視線の妨げになるなど、PCの操作に支障がある内容であるものも多い。これらは、「マルウェア(不正ソフト/有害プログラム)」に分類されることが多い。
そのほかの迷惑ソフト対策ツール
あたしが、「何もしてないのに、PCの動きがヘンなんですけど…」といわれて、サッと取り出すツールには、「AdwCleaner」のほかに、「Malwarebytes Anti-Malware」と「avast! Browser Cleanup」がある。これらの使いかたについて、別記事で書く予定。
アドウェア・マルウェア駆除ツール関連記事
- Avast Browser Cleanup: 【ブラウザから、不要なアドオン(ツールバー・検索バーなど)を削除してくれる専用ツール:Avast Browser Cleanup】
- Malwarebytes Anti-Malware Free: 【マルウェアを駆除してくれるフリーソフト:Malwarebytes Anti-Malware Free】