今回は、Windows 7 を、Mac OSX Lion 風にするスキンパックを適用してみたので、メモ。
下図は、Mac OS X Lion 風に華麗に変身した FRONTIER NU310 のデスクトップ。もちろん、細かいところまでは似ていない。それでも、Dock と、モニタ上部に陣取るメニューバーだけでも、なんだかMac OS X 風だ。「ホントはこうなんだぜ!!」ってツッコミはなしで、軽くスルーしよう。
1. Mac OS X Lion Skin Pack をダウンロードする
まず、「Mac OS X Lion Skin Pack」をダウンロードする。
「Mac OS X Lion Skin Pack」には、いくつかのバージョンが存在する。あたしが試したのは「Mac OS X Lion Skin Pack 4.0」と「Mac OS X Lion Skin Pack 13」
ネットブックなど、比較的非力なマシンなら 4.0、マシン・パワー(とくにグラフィックス)に優れたマシンなら 13、という選択はどうだろうか。13 のほうが、より忠実にMac OS X の外観と機能の一部を再現してくれるけれど、それだけマシン・パワーを取られているような気がする。どちらにするかは、お好みでどうぞ。
ダウンロードはこちらから ↓
- 「Mac OS X Lion Skin Pack 4.0」(softonic 日本語版へ)
- 「Mac OS X Lion Skin Pack 13」(softonic 英語版へ)
2. インストールの前に、「復元ポイント」を作成する
「Mac OS X Lion Skin Pack」は、単なるスキンではなく、いくつかのソフトウェアを含んだ、システムをカスタマイズする統合ソフトウェアパックだ。必ず、インストールの直前に、「復元ポイント」を作成しておこう。
「復元ポイント」の作成の方法については、別記事をアップ予定なので、参照してほしい。「『復元ポイント』ってなんなのさ?!」というひとは、必ず役に立つ時がくるので、必読!!
《2015/03/05 追記》
「復元ポイント」を作成する手順の記事をアップしました ↓
【復元ポイントを作成する: Windows 7 編】
《2015/03/05 追記:ここまで》
3. Mac OS X Lion Skin Pack をインストールする
ここでは、「Mac OS X Lion Skin Pack 4.0」をインストールする。「Mac OS X Lion Skin Pack」はインストーラ形式で配布されているので、インストールは簡単だ。ただ、ダウンロードしたファイルはZIP 形式で圧縮されている。適当な箇所に解凍しよう。
解凍したら、あとは「Lion Skin Pack 4.0.exe」を実行するだけ。インストール画面の指示にしたがって、インストールを進めよう。
インストールの途中に、インストールするコンポーネントを選択するダイアログが表示される。ここで、「インストールしたくないコンポーネント」を選ぶことができる。あたしは、「Media」をはずした(下図)。
「Media」をインストールしなければ、バックグラウンドのプログラムが動作するたびに「ピコッピコッ」という効果音(けっこううるさい)が出なくなる。ただし、電源投入時の「ジャーン」という、Mac の起動音も出なくなる。これはヒジョーにキビシイ(心情的につらい)けれど、操作のジャマになる通知音がでなくなることを優先した。
4. まとめ
- インストール前に、必ず「復元ポイント」を作成しておくこと
- とりあえず、一見するとMac OS X にそっくりになる
- 動作も、機敏とまではいかないけれど、それなりに動く
- Mac OS X を知らないひとにとっても、メニューバーはともかく、Dock は使いやすい、よい機能だと思うけれど、いかがだろうか
- 「Mac OS X Lion Skin Pack」は、システムファイル(.dll)なども更新してしまうので、システムが不安定になることがある。とくに Explorer がハングアップすることが多い。業務用マシンにはおススメできない
- FRONTIER FRNU310 では、動作確認ができたけれど、すべてのWindows 7 マシンで動作するとは限らない。あくまで参考にとどめてほしい
ついでながら、「Mavericks Skin Pack 3.0」や、「Yosemite Transformation Pack」もある。どちらも完成度が高い Mac OS X 変身セットのようだ。Windows 7・8・8.1 に対応している。興味があるひとは、Just Google!!